５月、例によって２５日の土曜日。１年ぶりの同窓会に参加するためおぢばに帰った。この日は少し時間に余裕があったので、同期生16名と共に4年間を過ごし、２０２１年３月をもって閉寮となった「杣之内ふるさと寮北寮」を数十年ぶりに訪ねてみた。

　すでに北寮の看板が外された玄関、雑草が生い茂った外観を目の当たりにし、記憶とのギャップに寂しさを感じた。正門を入り建物沿いに進んで行くと、１年次生のときに仲本君と住んでいた108号室、食堂へ通じる渡り廊下、毎日３食お世話になった食堂、焼き肉パーティーを楽しんだ広間など懐かしい光景がそこにあった。４０数年前のバンカラ風の縦社会だった厳しくも楽しかった寮生活の記憶が鮮明に蘇り、懐かしさと閉寮の切なさを感じながら北寮を後にした。

　その後、同期生と合流し同窓会会場へ。今回は川面（宗）、鈴木（宗）、宮下（宗）、仲本（宗）、山田（英）、春名（朝）の６名が参集し、還暦を過ぎたお互いの近況について酒を酌み交わしながら語り合った。途中オンラインで太田（露）が元気な姿で登場し同窓会を盛り上げてくれた。

　来年の同窓会は10月25日（土）に決定。同期卒寮生16名全員の参集を願っている。（春名）