令和八年一月十一日、天理大学創設者記念館「若江の家」にて、茶道部の初釜が和やかに開催されました。当日は、師範の本山宗美先生にご参加・ご指導を賜り、続いて茶道部顧問の古川有子先生をはじめ、九名のOBが集い、新年の門出を祝う心温まる一日となりました。
和朗会(茶道部OB会)からは、石崎修会長(十八回・朝鮮学科)が遠路茨城より駆けつけてくださり、また最年長として、十回・ロシア学科の松山耕三先輩86才もお元気な姿を見せてくださいました。
席は濃茶、点心、薄茶と進み、穏やかな緊張感の中に、懐かしさと新年の清々しさが溶け合うひとときとなりました。恒例のお雑煮は現役部員の出身地にちなんだもので、今回は島根県。すまし仕立てにお餅と海苔のみという素朴ながら滋味深い一椀で、海苔はわざわざ松江から取り寄せたものと聞き、皆でありがたく味わいました。
当日は寒風の吹きすさぶ一日でしたが、趣ある若江の家の茶室に一歩入ると、そこには人のぬくもりとお茶の香りに包まれた、穏やかな時間が流れていました。世代を越えて受け継がれる茶の心を改めて感じる、佳き初釜となりました。
(39回ロシア 松井 大典)






